ネイル〜スカルプ〜

ネイル(スカルプ)

スカルプチュアネイル(アクリル)とは?

スカルプチュアネイルとは、アクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜて作られた人工爪です。長さを出したり好きな形を形成したりできるネイルのことで、一般的には「スカルプ」とも呼ばれています。
スカルプネイルは本来、ネイルアートのために作られた技術ではなく、爪の補強や折れた爪の修復のために用いられていましたが、ロングネイルや3Dアートが親しまれるようになり、若い女性の間でスカルプネイルの人気が高まりました。


スカルプとは付け爪の一種で地爪の長さはそのままで、地爪の上にアクリル樹脂を希望の長さ・形に形成する施術方法です。
割れやすい自爪や亀裂のある自爪を補強する際にも利用されます。
噛み癖のある方が爪を噛まないように保護したり爪の形にコンプレックスのある方にもオススメです。

スカルプの特徴
・ジェルと比べて更に強度がある
・地爪を好きな長さ・形にできる
・シャープな形状が作りやすい

スカルプは長いというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、短くでももちろん大丈夫です。
地爪が1本だけ折れて短くなったしまった場合にもスカルプで他の地爪と同じ長さに揃えることができます。

 

スカルプのメリット

強度がある長い爪が作れる

スカルプチュアネイルの一番の特徴は、強度がある長い爪が作れることです。
ジェルネイルでは5mm〜1cm程度の長さ出しが一般的ですが、スカルプには硬いアクリル素材を使用しているため、1cm以上の長さ出しも可能です。
自分の好みに合わせて長い爪を作ることができるのは、メリットの一つでしょう。


折れた爪の補強ができる

家事やパソコン業務などで爪先をよく使う方は、すぐに爪が折れてしまうことがあるでしょう。
スカルプネイルなら折れてしまった爪を補修したり、自爪の強度を高められます。そのため「爪が薄くて自爪の状態でいると折れてしまう」という方におすすめです。


爪の形を自由に作れる

ジェルネイルは自爪をコーティングするようにジェルを塗るため、爪の形を作るには限界があります。
一方、スカルプネイルの場合は強度や厚みがあり、自分の好きな形に形成することが可能です。爪が短い方でも、長さを出してから形を整えることでシャープで女性らしい爪先になれます。
また、3Dパウダーを使用して立体感のあるアートを施すこともできます。結婚式などのイベント時に立体的なデザインをしたい方にもおすすめです。


スカルプのデメリット

ジェルネイルよりも時間がかかる

ジェルネイルは自爪の上にジェルをのせて、ライトで表面を硬めるのが一般的な流れです。施術時間も2時間程度で完了します。
一方、スカルプチュアネイルは爪に1本ずつフォームをはめて、形成したり削ったりする工程があるため、2時間〜3時間程度はかかってしまいます。短時間でネイルを楽しみたい方には、ジェルネイルの方がおすすめでしょう。


セルフでは難しい

スカルプチュアネイルは、ネイリスト検定の課題にもなっているほど難しい技術です。
技術力が足りない人がスカルプチュアを扱うと、分厚くなりすぎたりネイルの持ちが悪くなったりしてしまいます。きれいに仕上げるには、フォームの装着やミクスチュア*の動かし方、アクリルの削りを繰り返し練習することが大切です。
初心者が気軽に行うにはハードルが高いため、セルフネイルを楽しみたい方はマニキュアかジェルネイルの方が良いでしょう。


特有の匂いがある

スカルプチュアネイルで使用するアクリルリキッドには特有の匂いがあります。
個人の部屋でスカルプチュアを作ると、匂いがこもってしまう可能性があるため、定期的な換気をしながら行なわなければなりません。
ペットや小さい子どもがいる場合は、特に注意してください。


自爪に負担がかかる

スカルプチュアネイルを自爪に装着する際に、爪表面をファイルで削る工程があります。
また、ネイルを外す時もオフ剤がよく浸透する厚みまでアクリルを削ります。オフする際に自爪まで削る必要はありませんが、ジェルネイルに比べて自爪への負担が大きいです。
とはいえ、正しい技術でネイルをつけたり、美容液などで爪をケアしてあげれば、スカルプチュアネイルの負担を軽減することも可能です。ネイルを装着するだけでなく、オイルをつけて保湿をしたりこまめな手入れも行いましょう。


人工爪なので手が使いづらい

スカルプチュアネイルはアクリル樹脂を硬めた人工爪ですので、自爪やジェルネイルよりも厚みが出ます。
スカルプチュアネイルが慣れない方には、指先を使った作業がしにくいと感じる場合があります。


スカルプはセルフネイルには、かなり難しいですね。

ネイルも自分らしく楽しみたいですね。