リンス、コンディショナー、トリートメント

前回に引き続き、今回はリンス・コンディショナーの話しをします。

リンスとコンディショナー・トリートメントの違いとは

リンス、コンディショナー、トリートメント…あなたはこの違い、答えられますか? 実を言うと、この3つに正式な定義はありません。特にコンディショナーは、メーカーによってリンスと同じだったり、トリートメントと同じだったりとさまざま…。おおまかな特長を整理しておきますので、これを参考に今使っているアイテムがどんな働きをするものなのか、改めてチェックしてみてくださいね。

【リンス】

シャンプーの後に使用し、油分などを与えることで髪のすべりやまとまりを良くします。

【コンディショナー】

シャンプーの後に使用し、髪をなめらかにするという役割は基本的にリンスと同じです。うるおいを与える機能をもたせる場合もあります。

【トリートメント】

髪内部に浸透し、美髪成分を与えたり、ダメージを補修したりするという考えが主流です。最近はお風呂で使うインバストリートメント以外に、アウトバストリートメントや朝使うトリートメントなど、様々なタイプが登場。効果の高さから人気も高まり、目的に合わせて使いこなす女性が増えてきています。

日本では人気の高いトリートメントですが、海外では実は馴染みが薄い名前のよう…。なぜかと言うと、海外ではシャンプーの後に使うものは基本的にすべて“コンディショナー”と呼ばれているんです。トリートメントとは日本語で“手当て”という意味。よりダメージをケアするという意味を込めてつけられた、日本発祥の名前だったのです。


効果を最大に引き出すこつを3つご紹介

リンスとコンディショナーの役割や違いを把握したら、次に使い方のコツをマスターしていきましょう。毎日のヘアケアで使うリンス・コンディショナーですから、なるべく効果的に使って、最短ルートでツヤ美髪をつくりたいですよね。
どれも簡単にできるコツばかりですので、ぜひ今日のヘアケアから注意して実践してみてください。

①使用量を守る

リンスやコンディショナーを使う際、使用量はきちんと守りましょう。
ショート~ミディアムなら1~2プッシュ、ロングは2~3プッシュ程度が適量の目安です。
市販のものは表記をしっかりチェックしてくださいね。
髪の傷みが激しい方はつい多く使い過ぎてしまいがちですが、量が多すぎると経済的にもったいないだけでなく、髪や地肌の洗い残しが起こりやすく頭皮トラブルを招くリスクも高まるため、注意が必要です。

②髪につける時、水分をしっかりとる

リンスやコンディショナーは、髪の水分をきちんと切ってからつけるようにしましょう。
髪の内部や表面に水分がたくさんついているとせっかくの保護成分が薄まり、リンス・コンディショナーの本来の効果を発揮できません。より効果を求めるなら、タオルでぽんぽんと軽く水分を切ってから塗布すると仕上がりに差がつきますよ。

③毛先をメインに

髪の表面を保護して内部の補修成分を流れ出ないようにするリンスやトリートメントは、毛先をメインに馴染ませるのがマスト。
髪の毛は毛先に行くにつれ傷みが進行しているので、しっかりと毛先を保護して髪全体に均一なツヤを生み出すようにしましょう。頭皮に付くとリンスやコンディショナーの油分が毛穴につまり抜け毛の原因となる場合があるので、根元には付けないのもポイントです。

ひとことでリンス・コンディショナーといっても、種類が豊富なので、どのリンス・コンディショナーを選べばよいか迷ってしまいますよね。
例えば、傷みが激しい方向けであれば内部補修に優れたタイプや表面を保護する力が強くツヤを出すタイプ、ヘアカラーの色持ちをよくしたい方であればカラーヘアのダメージに特化したタイプなど、一例を挙げただけでもバラエティ豊か。
上手に選択して、お悩みに効果的な一本を手に入れましょう。