シャンプー

今回はシャンプーについて話していこうと思います。
自分に合うシャンプーを見つけるのって大変ですよね。
なかなか気に入ったものって見つからないものですね。
何かの役に立ててれば幸いです。

シャンプーの目的

シャンプーの主な目的は、毛髪や頭皮に付着した汗や皮脂、スタイリング剤等の汚れを取ることです。
毛穴にたまった汚れが酸化するとニオイの原因になったり、毛が抜けやすくなったりすることがあります。ただし、洗いすぎると必要な皮脂まで取り除いて乾燥を引き起こしたり、過剰な皮脂の分泌を促してしまうので注意が必要です。
また、毛髪表面に汚れやシリコーンが蓄積されると、トリートメントが毛髪に作用しにくくなってしまいます。シャンプーは頭皮だけでなく毛髪に付着した汚れも取ることで、毛髪にトリートメント等のケア成分が作用しやすい状態を作っています。

シャンプーには汚れを落とす洗浄成分だけでなく、毛髪を保護・補修するための成分や、品質を安定させて変質(酸化や分離)を防ぐための成分、香料や清涼成分をはじめとする使用時のリラックス効果に関わる成分等のさまざまな成分が配合されています。

シャンプーは髪を洗うことだと思っている人は多いでしょう。シャンプーの語源となったサンスクリット語にはマッサージの意味があります。つまり、シャンプーとは髪を洗うだけでなく、頭皮をマッサージし、頭皮の汚れを洗い落とすことも指しているのです。頭皮にはたくさんの皮脂腺がありますので、一日活動すると頭皮には余分な皮脂や汚れがつきます。シャンプーにはこれらを取り除いて、健康な髪を育む役割があることを知っておきましょう。

シャンプーにはさまざまな種類がありますが、成分や使い方によって分類することができます。成分を気にする人の候補になるのは、オーガニックシャンプーやノンシリコンシャンプーです。
オーガニックの認証がついているシャンプーは、化学合成の農薬や化学肥料を使わずに栽培された作物から抽出された成分を中心にして作られています。植物の持つ自然由来の成分がたっぷり含まれているので、人工的な成分を避けたい人に支持されています。
ノンシリコンシャンプーとは、その名の通りシリコンが配合されていないシャンプーのことです。シリコンは静電気やきしみを抑えるために配合されており、髪をしっとりしてくれる働きがあります。反面、頭皮の毛穴づまりや髪のダメージの原因として指摘されるケースもみられます。ほかにも、オイル系やアミノ酸系があります。

使い方でみてみると、頭皮のケアをしたい人にはスカルプシャンプーというものがあります。毛穴の余分な皮脂や汚れなどを落とし、フケやかゆみを防いでくれるので髪の毛の土台である頭皮の状態を健やかに保つ効果が期待できます。髪のパサつきや広がりが気になる人に向いているのは、ダメージケアシャンプーやオイルシャンプーです。傷んだ髪を修復する成分が配合されています。
保湿効果を期待するなら、オイルシャンプーやノンシリコンシャンプーが適しているでしょう。

シリコンシャンプー

シリコンとは、酸素とケイ素、そして有機基が結びついて作られる有機化合物で、正式には「シリコーン」と呼びます。高温・低温に強く劣化しにくいなどの特性を持ち、オイルやゴム、レジン、パウダーなど形状も多彩。ヘアケア製品だけでなく、化粧品や食品、調理器具などの身近なアイテムから、工業、医療などの幅広い分野でも使用されている安全性の高い素材です。
シャンプーやトリートメントなどのヘアケア製品で使用されるシリコンは、「シリコーンオイル」と呼ばれる液状のもの。髪に被膜を作りコーティングすることで、指どおりが滑らかになり、摩擦やドライヤーの熱によるダメージを軽減してくれる働きがあります。特にシリコンは、「高級アルコール系」と呼ばれる洗浄力・脱脂力が強い洗浄成分を使用したシャンプーに配合されていることが多いです。

ノンシリコンシャンプーのメリット

髪や頭皮が“すっぴん”の状態に

シャンプーの洗い残しになどによりシリコンの成分が頭皮に付着すると、フケやかゆみの原因となるほか、中にはシリコンの成分が肌に合わずに頭皮トラブルを招くことも。
ノンシリコンシャンプーなら、シリコン成分による刺激はなく、髪や頭皮を素の状態に近づけられるため、素の状態に近づき、健やかな頭皮を保つことができます。

さっぱりと軽やかな仕上がり

シリコンは髪を覆いキューティクルを保護してくれる効果がある一方、その効果により髪に重さが出てしまい、ペタンと潰れた仕上がりになったり、髪のベタつきが気になることも。
ノンシリコンシャンプーは、髪本来の重さだけでふんわりと軽やかな仕上がりになるため、髪が細くて柔らかい猫っ毛の人や薄毛・抜け毛に悩む人、ボリュームを出したい人にもおすすめです。

カラーやパーマの持ちがよくなる

ノンシリコンシャンプーを使用した人の中には、「カラーやパーマが長持ちするようになった」という声も多くあります。シリコンによるコーティング作用がない分、カラー剤やパーマ液が浸透しやすい、シリコンによる重さがなくパーマがダレにくい、といった効果がシリコンシャンプーに比べて感じやすいのかもしれません。

ノンシリコンシャンプーのデメリット

髪のきしみやパサつきを感じる場合も

ノンシリコンシャンプーはシリコンによるコーティング作用がないため、髪質によってはシャンプー中やシャンプー後に髪のきしみ・パサつきが気になったり、指どおりの悪さを感じてしまう人も。
また、ノンシリコンシャンプーをしっかりと泡立てないことで、髪への摩擦が生じ、ダメージを受けやすい状態になってしまいます。

ドライヤーなどの外部刺激に弱い

ノンシリコンシャンプーには髪をコーディングするシリコンがない分、ドライヤーやヘアアイロンの熱が直に伝わり、髪はダメージを受けやすい状態になります。
使用前にはアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を塗布しケアするなど、熱から髪を守る工夫をするとダメージの軽減につながります


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