基礎化粧〜美容液〜

今回は美容液についてです。

肌の悩みをケアしてくれる美容液は、美肌づくりを目指す上で心強いスキンケアアイテムです。また、美容液にはさまざまな種類があり、自分の目的に合わせたものを選ぶことが大切といわれています。しかし、美容液がどういうものなのか、選び方も実はよくわからない…という人も多いかもしれません。
ここでは、美容液の特徴や目的別の選び方などを、美容液を使うときのポイントと共に解説します。

美容液とは美容成分が凝縮した基礎化粧品

美容液とは、美容に効果的な成分が凝縮して配合されている基礎化粧品のことです。化粧水や乳液、クリームという基本のスキンケアにプラスして使うことで、肌に必要な成分をピンポイントで補うことができます。
基礎化粧品のうち、日々のスキンケアで使う化粧水、乳液、クリームは、肌に適度な水分と油分を与え、バリア機能を整えるためのもの。美容液は、これらの基本的なスキンケアだけでは不十分に感じる場合や、個別にケアしたい肌の悩みがある場合、肌トラブルを予防したい場合などに取り入れる基礎化粧品です。
美容液は、製品によって「エッセンス」「セラム」「ブースター」などの名称で呼ばれます。それぞれの呼び方には、次のような意味があります。

エッセンス

スキンケアにおけるエッセンスのイメージとしては、化粧水と美容液の中間に位置づけられるアイテムです。化粧水に近いサラッとしたテクスチャーでありながら、一般的な化粧水よりも多くの美容成分が配合され、特定の肌の悩みに働きかけることができます。普段のスキンケアだけでは効果がもの足りないときに、プラスアルファのケアとして用いられます。

セラム

セラムは、エッセンスよりもさらに美容成分の濃度が高い美容液を指します。気になる肌の悩みに特化したアイテムを選ぶことで、より集中的なケアが期待できます。テクスチャーは、エッセンスに比べてややとろみがあります。

ブースター

ブースターは「導入液」や「導入美容液」とも呼ばれ、洗顔後、化粧水の前に使います。肌の角質をやわらげ、その後に使用する化粧水や美容液の成分が浸透しやすい状態へと導きます。スキンケアの効果を高めたいときや、乾燥が気になるときなどにおすすめのアイテムです。

美容液は肌に悩みがあるときに使う

美容液は、化粧水や乳液などのような基本のケアアイテムではありません。肌の悩み改善や予防など、個別のニーズに合わせて取り入れるケアアイテムです。
例えば、シミ、シワ、たるみ、毛穴、目元専用、エイジングケアなど、さまざまな目的に沿った美容液があります。つまり、これらの肌の悩みを改善したい、または予防したいと思ったときが、美容液を使用するタイミングということになります。基礎化粧品のひとつとして、基本のケアアイテムに加えて毎日のスキンケアに使用しましょう。

美容液は肌の悩みの改善をサポートしてくれる頼もしい味方


肌の悩みをケアしてくれる美容液は、美肌づくりを目指す上で心強いスキンケアアイテムです。また、美容液にはさまざまな種類があり、自分の目的に合わせたものを選ぶことが大切といわれています。しかし、美容液がどういうものなのか、選び方も実はよくわからない…という人も多いかもしれません。
ここでは、美容液の特徴や目的別の選び方などを、美容液を使うときのポイントと共に解説します。

目的別・美容液の選び方


美容液にはいくつもの種類があり、「自分がどんな肌の悩みをケアしたいか」という目的に合わせて選ぶことが大切です。どんなに優れた美容液でも、ニーズに合わせたものを選ばなければ、期待するような効果を得ることはできないでしょう。
ここからは、美容液の選び方のポイントを、目的別にご紹介します。

保湿したい

化粧水と乳液などのベーシックなケアをしても肌の乾燥を感じるときは、保湿用美容液がおすすめです。
セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸アミノ酸など、保湿力に優れた成分が配合された美容液を選びましょう。化粧水で肌に与えた水分を保持しつつ、うるおい不足をケアすることができます。テクスチャーはサラッとしたものからしっかりめのものまでさまざまなタイプがあるので、好みに合ったものから選び、使ってみてください。

美白を目指したい

透明感のある肌を手に入れたいときや、シミやソバカスを予防したいときは、医薬部外品の美白美容液を選ぶのがおすすめです。
美白に効果的といわれるのは、ビタミンC誘導体やピクノジェノール、アルブチンなどの成分です。なお、美白美容液は肌の色を白くするというよりも、メラニンの生成を抑えて、シミやソバカスの発生を防ぐためのものです。シミやソバカスが目立つ前に、予防目的で使用するのが効果的といえるでしょう。同時に、年間を通してしっかり紫外線対策を行うことも大切です。

皮脂を抑制したい

皮脂のべたつきが気になる場合には、オイルコントロール成分が配合された美容液がおすすめ。
オイルコントロールとは、皮脂の過剰な分泌を抑え、肌の環境を整える効果のことをいいます。ただし、「自分は脂性肌タイプ」と思っている人の中には、実は肌が乾燥しているために皮脂が過剰分泌されているケースもあります。その場合は、保湿ケアを徹底することで肌の水分と油分のバランスが改善され、べたつきを抑えられる可能性があるので試してみてください。

シワを改善したい

シワの改善を目指したいときは、シワのタイプによって美容液を使い分けるのがポイント。
目元や口元の乾燥小ジワには、保湿成分が含まれた美容液がおすすめです。また、肌のたるみやハリ不足によってできるシワには、エイジングケア用の美容液が効果的です。ビタミンA(レチノール)やヒト幹細胞培養液など、エイジングケアに効果が高いとされる成分が含まれたものを選びましょう。シワが気になったら早めに美容液でケアすることで、大きなシワになるのを防ぐ効果も期待できます。

エイジングケアしたい

肌のターンオーバーのサイクルは加齢と共に遅くなり、くすみやたるみ、シミ、シワなどが生じやすくなります。このようなエイジングサインを何とかしたいときには、フコキサンチンやプラセンタなどが配合された美容液がおすすめです。
有効成分が肌のターンオーバーを促進させ、弾力性アップやメラニンの排出に働きかけるとされています。


美容液の効果を引き出すコツ

美容液の効果を十分に引き出すには、使い方にいくつかのコツがあります。せっかくの美容効果を無駄にしないためにも、使い方のコツを押さえておきましょう。

こすらずハンドプレスで浸透させる

美容液を肌につけるときには、力を入れたりこすったりしてはいけません。力を入れて肌にすり込むようなことをすると、摩擦によって肌にダメージを与えてしまいます。適量の美容液を手に取ったら、両方の手のひらで軽く伸ばし、やさしくハンドブレスして肌になじませましょう。

気になる部分には重ねづけ

顔全体に美容液をなじませた後、重点的にケアしたい部分には重ねづけがおすすめです。例えば、皮膚が薄くて乾燥しやすい目元や口元などは、保湿用美容液を重ねづけすることで効果アップが期待できます。

水分が蒸発する前に次のスキンケアを

洗顔後、すぐに使用するブースターを除き、美容液は、基本的に化粧水の後、乳液やクリームの前に使います。美容液を肌に塗ったら、あまり時間を置かずに次のスキンケアに進みましょう。そのまま放置していると、肌にのせた美容液の水分が蒸発してしまいます。

■スキンケアの基本的な順番まとめ■
クレンジング・洗顔 ⇒ 化粧水 ⇒ 美容液 ⇒ 乳液・クリーム

皆様の肌がツヤツヤで触りたくなるような素敵な肌になりますように