基礎化粧〜クリーム〜

今回はフェイスクリームについて話していこうと思います。

フェイスクリームの役割は主に2つあります。 肌に油分を与える保湿効果と、化粧水などのうるおい成分の蒸発を防ぐフタの役割です。 これらの働きによって、肌のバリア機能を強化し、健やかな肌を保つことができるのです。 とくに最近は、肌をとりまく環境が過酷になっていることを忘れてはいけません。

フェイスクリームの種類

ナリシングクリーム

ナリシングとは「栄養を与える」という意味。さまざまな美容成分を肌にとどめるために使われる油性のフェイスクリームで、一般的にナイトクリームと呼ばれているものはこれにあたります。油分がたっぷりと含まれているので乾燥肌の人に特におすすめです。年齢に合ったケアに向いた商品が多く、年を重ねても美肌を保ちたいという女性の必須アイテムとして根強い人気が。栄養分が豊富な反面、油分も多いことが多く、脂性肌の人がたくさんつけると油分が肌に残留して毛穴をふさぎ、吹き出物などのトラブルの原因となることもあるので注意しましょう。

コールドクリーム

基剤に精製水や乳化剤などを配合したフェイスクリームで、こっくりとしており、肌の上に乗せると気化熱を発して冷たく感じることから「コールド」という名称がついています。本来はスキンケアアイテムとして存在しましたが、いつしか洗浄成分のある物質などが配合されるようになり、メイク落としのためのクレンジングクリームとして世の中に浸透するように。基本的に油分でメイク汚れを浮かせるため肌に優しいクレンジング剤として人気。敏感肌や乾燥肌の人たちへ特におすすめです。

バニシングクリーム

コールドクリームと並んで戦前からある代表的なフェイスクリーム。最近では、エモリエントクリームなどと呼ばれることも多くなりました。弱油性・または無油性で、グリセリンステアリン酸を主成分とし、さっぱりとした使用感があります。名前にある「vanish(消失)」とは、肌に伸ばした時の白さが伸ばしていくにつれて消えていくことに由来します。通気性があるのに水分と栄養を与えられるので、化粧下地としても人気。脂性肌の人のナイトケアクリームとしてもおすすめです

せっかく自分の肌質や肌の状態に合う人気のフェイスクリームを選んでも、上手な使い方をしなければ、十分な効果は期待できません。特に、高価なエイジングケアのものであれば、なおさらもったいないことになりかねないでしょう。まずコールドクリーム以外の保湿クリームについてに共通することですが、お手入れの最後にプラスすることで、化粧水や美容液を閉じ込める「蓋」の役割を果たします。

直前につけたアイテムの水分が蒸発しないうちになじませるのがベスト。手のひらになじませてから顔を優しく包み込むようにまんべんなく伸ばします。目元・口元など部分的に乾燥が気になる人は重ねづけをするのもおすすめ。脂性肌の人は、皮脂の多くなりがちなTゾーンなどへは薄く塗るのがおすすめです。

フェイスクリームを使う時の注意点

フェイスクリームを使う際には、いくつか注意したいポイントがあります。1つ目には、肌を強くこすること。摩擦を与えてシワの原因となることも。2つ目には、適量を守ること。少なすぎもいけませんが、多すぎるとベタつきやテカリ、ニキビや吹き出物の原因となることも。
3つ目には、品質の低下したものを使わないこと。適切な保管場所に置いた上、消費期限内に使い切るようにしましょう。もし、肌トラブルが起こったら、もったいない気もしますが使用を中止しましょう。


たくさんの種類の中から是非、自分に合った物を見つけてくださいね