食生活と内面ケア


◆肌をすこやかに保つ食生活を意識 内側からのケアも欠かせません。


肌の材料となるタンパク質や、便秘を防ぐ食物繊維、ターンオーバーの働きを助ける以下のようなビタミン・ミネラルを補給できる食事を心がけましょう。 ビタミンB2
(肌や粘膜の保護、皮脂分泌の調節など)
・・・レバー、うなぎ、卵、アーモンドなど ビタミンB6
(ターンオーバーのリズムを改善)
・・・レバー、かつお、まぐろ、ニンニク、ピスタチオ、焼き海苔など ビタミンC
(酸化ストレスから肌を守り、コラーゲンを生成)
・・・赤ピーマン、ブロッコリー、レモンなど ビタミンA
(肌や粘膜を正常に保つ)
・・・レバー、うなぎ、ニンジン、ほうれん草、かぼちゃなど ビタミンE
(酸化ストレスから肌を守り、血行を促進)
・・・ツナ缶、たらこ、アーモンド、アボカドなど 鉄分
(血液の材料となり、全身に酸素を運ぶ)
・・・レバー、あさり、しじみ青海苔、ひじき、大豆など 質のよい睡眠 肌をつくる細胞は睡眠中につくられています。特に、眠りに落ちてから最初の3時間の間に訪れる「ノンレム睡眠(深い眠り)」のときに、成長ホルモンが十分に分泌されることで、肌のターンオーバーが活発に行われます。 深くぐっすりと眠るためにも、寝る1~2時間前の入浴で、体温を上げておくことをおすすめします。体温と睡眠には深い関係があり、体温が下がるときに眠りに落ちやすくなると言われているからです。入浴してから寝るまでに時間差があることで、寝つくのにちょうどよい状態まで体温が下がるのです。 寝る前には寝室の照明を落とし、肌触りのよいパジャマや寝具で心地よい眠りを促しましょう。寝る直前の飲食や、テレビ・スマホなど光を発する機器の使用は、質のよい眠りを妨げますので気をつけましょう。 運動 適度な運動は、すこやかな肌の維持に大切です。おすすめは、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動です。血液の循環を促すことで、体の隅々まで必要な栄養や酸素が行き渡り、肌のターンオーバーを正常化させるのに役立ちます。また、運動によってストレスが溜まりにくくなったり、寝つきがよくなったりなど、美肌に導くさまざまな効果が期待できます。