睡眠

肌のためにも睡眠はとても大切なんです。

質の低い睡眠が及ぼす影響

質の低い睡眠が及ぼす影響 しっかり寝たつもりでも質の低い睡眠だった場合、身体にはさまざまな悪影響が及ぼされています。その悪影響とは、以下のとおりです。 集中力・判断力の低下 免疫力の低下 生活習慣病のリスク増加 ストレスの増加 上記4つをそれぞれ詳しく見ていきましょう。 

①.集中力・判断力の低下 適切な判断をしたり、注意力を維持する役割を果たしているのが、脳の「前頭葉」です。睡眠が足りていないと、脳の「前頭葉」の働きが低下します。 睡眠不足で前頭葉が正しく動かないと、集中力や判断力が低下し、簡単なことでもミスが多くなってしまいます。特に運転時には、居眠り運転によって事故を起こす可能性もあり、大変危険です。 ミスしないためには、睡眠時間の確保が必要です。 
②.免疫力の低下 睡眠がとれていないと「免疫システム」を作る抗体や、免疫系細胞から出るサイトカインの分泌量が制限されて、正常に作用できません。「免疫システム」が正しく働かないと、感染症を防げずに感染症に侵されるリスクが上昇してしまいます。 日中に受けたダメージを修復する準備が行われるのは、眠りに落ちている時間帯です。眠ることで免疫機能が向上し、病の原因であるウィルスやバクテリア接触しても、抵抗力が発揮されます。 不規則な生活をしていると風邪を引きやすいのは、サイトカインの分泌量が少ないためです。 
③.生活習慣病のリスク増加 睡眠不足が続くと交感神経が常に優位に働いてしまい、血圧が高い状態が長く続きます。高血圧は動脈硬化へとつながる危険因子の一つです。睡眠障害生活習慣病の一つであり、高血圧や脂質異常症などを引き起こしてしまい、のちに動脈硬化の発症・進行リスクが高まってしまいます。 実際に、慢性的な不眠症の方は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を同時に発症しているケースが多いです。生活習慣病にかからないためには、しっかりと睡眠時間を確保することが大切です。 
④.ストレスの増加 人間は、副腎から「コルチゾール」といわれるホルモンを分泌することで、ストレスに対応できます。「コルチゾール」は、睡眠中に分泌されるホルモンです。睡眠時間が少なくなると分泌量が減少するため、睡眠時間を確保しているときに比べてストレスの影響を受けやすくなります。 寝不足でイライラしてしまったり、気分が優れなくなるのは、ホルモンの影響です。